名貫橋外橋梁耐震補強・補修設計業務

【宮崎河川国道事務所長表彰】

この業務は、宮崎河川国道事務所管内に架かる橋梁10橋の耐震補強設計(1橋は修正設計)及び1橋の補修設計を行ったものです。
耐震補強工法は基礎照査をした上で橋脚柱を直接的に補強する「部材補強」を基本としましたが、基礎詳細が不明な名貫橋については、PCM(ポリマーセメントモルタル)巻立て補強(アンカー定着無し)とダンパー併用の橋全体系補強を採用しました。
高鍋大橋と川口橋は液状化による基礎補強検討を行いましたが、川口橋の液状化検討に必要な資料が不足していたため、地質調査を実施して情報を入手し、液状化の検討を実施しました。
唐崎橋と万年橋は基礎の洗掘が見られたため、橋脚根固め工の設計を行いました。
補修設計は、宮本跨道橋について赤外線調査によってコンクリートのうきの有無を確認し、その結果を踏まえて断面修復工や剥落防止工設置等の設計を行いました。
また、緊急対応として、直轄国道上の跨道橋20橋の管理状況調査を行いました。