平成29年度天ヶ瀬第一高架橋耐震補強設計外業務

この業務は、大分県の国道210号に架かる天ヶ瀬第1高架橋の「耐震補強設計」およびその他4橋の「補修設計」を行ったものです。

・天ヶ瀬第1高架橋の橋脚は、平成7年の兵庫県南部地震相当の地震に対しても耐え得る構造であることが確認できたため、補強しないことを提案しました。また、落橋防止システム(大規模地震時のフェイルセーフ機能)については,現行の基準を満足していなかったため、ゲルバーヒンジ部も含めて平成24年道路橋示方書に準じた落橋防止システムの設計を行いました。

・小ヶ瀬橋のRC床版には複数のひび割れが確認されたため、画像解析を用いたクラック自動抽出システムによる床版ひび割れ調査を行い、損傷の程度を把握した上で補修設計を行いました。

・戸畑跨道橋側道橋(上り)は、耐候性鋼材により構成されていますが、保護性さびが一部形成されていなかったため、塗装仕様への変更を提案して補修設計を実施しました。

天ヶ瀬第1高架橋の写真

天ヶ瀬第1高架橋