大型クレーンを用いた鋼橋の架設現場を見学しました

先日、弊社が過年度に設計を実施した「国道3号四方寄橋上部工工事(発注者:(国)熊本河川国道事務所)」の架設現場を見学させていただきました。

本橋は、国道3号植木BP事業の一環で熊本北BPに接続し、国道3号を跨ぐ位置に計画されたもので、直下の四方寄南交差点の視認性を確保して、橋長を上り線:49.5m、下り線:47.5mとした鋼単純箱桁橋です。
架設工法は、供用中の国道3号の安全を確保するために「750t吊大型クレーンによる一括架設工法(夜間全面通行止め)」で計画しました。

架設作業前に実際の重機等のスケール感に圧倒されながら現地周辺状況を見て回ると、追加の安全対策や作業重機が配置されていましたが、基本的な架設方法は設計時の計画を踏襲したものであることが確認できました。

現場責任者の方ともお話しすることができ、設計時にもう少し配慮していればよかった点もご教授いただき、今後の設計に生かせる知識を得られたことで大変有意義な見学ができました。
今回の見学で得られた知識・情報を活用し、今後の設計に活かしたいと思います。

架設の様子

軽自動車と比べると750t吊大型クレーンの大きさが際立ちます