この業務は、佐賀国道事務所管内の横断歩道橋10橋の補修設計を行ったものです。
現地踏査時に階段部や上部工の落下防止対策状況を確認した結果を踏まえて、未対策6橋の落下防止対策設計を追加実施しました。
各橋の主な損傷は腐食・防食機能の劣化であり、漏水・滞水が主原因と判断し、その対策として橋面防水・改良工を行い、塗装塗替えを実施しました。塗替えは、鉛・PCBの含有量を確認し、塗膜剥離剤を用いた素地調整を計画しました。また、開孔箇所は当て板(鋼材・FRP)補修を実施しました。江湖ノ辻歩道橋の橋脚柱のひびわれはASRが原因と判断し、断面修復箇所にはASR抑制効果のあるひびわれ注入工、それ以外はASR抑制対策として表面含浸工を採用しました。